あなたをイージーリスニングの世界へ

  あなたの心につかぬ間の安らぎを!

2024-01-01から1年間の記事一覧

第27回 代表曲を聞いてみよう!(その19)

~「めぐり逢い」~アンドレ・ギャニオン アンドレ・ギャニオンはカナダの作曲家、ピアノ奏者です。近年、世界的にブームに なったヒーリング音楽、イージーリスニングの分野において名を馳せ、また親日家とし ても知られています。 代表作の「めぐり逢い」…

第26回 代表曲を聞いてみよう!(その18)

~ 「 渚のアデリーヌ 」 ~ リチャード・クレイダーマン リチャード・クレイダーマンはフランス出身のピアニスト、作曲家です。幼少時より ピアノに親しみ、5歳で作曲を始め、6歳の時に流暢な指使いで聴衆を仰天させました。 パリ・コンセルヴァトワールに…

第25回 代表曲を聞いてみよう!(その17)

~ 「朝もやの渚」 ~ ジョニー・ピアソン楽団 ジョニー・ピアソン(Johnny Pearson, 1925年6月18日-2011年3月20日)は、イギリ ス生まれのピアニスト・作曲家。1960年代にはサウンズ・オーケストラル (The Sounds Orchestral) にピアノ奏者として参加、1965…

第24回 代表曲を聞いてみよう!(その16)

~ 「ふたりの天使」 ~ サン・プルー楽団 サンプルーはフランスの音楽家です。彼は若いころ教会のオルガニストをつとめ、さ らにチェンバロやピアノを勉強して、クラシック音楽の研鑽に励みました。 そのサウンドの中にバロック風のムードが漂い、何とも言…

第23回 代表曲を聞いてみよう!(その15)

~「ブラームスはお好き(ブラームス交響曲3番)」 ~ ワルド・デ・ロス・リオス 彼は1934年アルゼンチンのブエノスアイレスで生まれました。彼の父はミュージシャ ンであり、彼の母は有名なフォークシンガーでした。ラフィ芸術科学アカデミーから名 誉ある…

第22回 コーヒー・タイム (その2)

この当時、フランク・プゥルセルやポール・モーリア、レイモン・ルフェーヴルなど はファンクラブができ、自分もフランク・プゥルセルファン・クラブに入会し、様々の 情報を得ていました。 その中で中古レコード店というものを知り、社会人となった頃には東…

第21回 コーヒー・タイム (その1)

連載も20回に到達! この辺でコーヒー・タイムといきましょうか? 振り返ってみますと実に数多くのアーテストがそれぞれの個性を発揮し、素晴らしい 曲と演奏を聴かせてくれていることがわかります。特に1960年代から1970年代にかけ ては、まさにイージー…

第20回 代表曲を聞いてみよう!(その14)

~ビートルズ「Eight Days A Week」~ホリーリッジ・ストリングス ホリーリッジ・ストリングスは1961年ころから活躍していたスタジオ・レコーディン グ・オーケストラです。楽団のメンバーはハリウッド・ボウル管弦楽団から選ばれた一 流演奏家で編成されて…

第19回 代表曲を聞いてみよう!(その13)

~「 ロンリー 」~ ホワイト・ストリング・オーケストラ ドイツ生まれの新しいイージー・リスニング・オーケストラです。日本では3枚のア ルバムが同時発売されました。 ホワイト・ストリング・オーケストラはなんとわずか10人編成(ストリングス以外の ア…

第18回 代表曲を聞いてみよう!(その12)

~ 「サンタマリアの祈り」~ ジェームス・ラスト楽団 「想い出のキャンバス」 ジェームス・ラストは、ドイツ・ブレーメン生まれ、第二次世界大戦中にドイツ国防 軍の軍楽学校で音楽を学びました。 1960年代には自身の名を冠した楽団を結成、その明るく軽快…

第17回 代表曲を聞いてみよう!(その11)

~ 「真珠とり」(真珠採りのタンゴ)~ リカルド・サントス 楽団 リカルド・サントスは、ドイツ生まれの音楽家で1950年代~1960年代にかけてリカ ルド・サントス楽団を率いてラテン音楽の分野で活躍した。1970年代は本名のウェルナ ー・ミューラーとして活…

第16回 代表曲を聞いてみよう!(その10)

~「黒い瞳」~ ウェルナー・ミューラー オーケストラ ウェルナー・ミューラーはドイツ生まれの音楽家でカぺルマイスター(合唱団及び管 弦楽団の楽長)、西洋クラシック音楽の指揮者。いくつかの作品では、カテリーナ・ヴ ァレンテやトランペット奏者のホル…

第15回 代表曲を聞いてみよう!(その9)

~「乙女座の伝説」~ ノーマン・キャンドラー オーケストラ ノーマン・キャンドラーはドイツ ミュンヘン出身の作曲家、指揮者。1971年、ミュ ンヘン放送管弦楽団のピック・アップ・メンバーによって楽団を結成しましで48名とい う総勢80名からなるストリン…

第14回 代表曲を聞いてみよう!(その8)

~ 「波路はるかに」 ~ ビリー・ヴォーン楽団 ビリー・ヴォーンはアメリカ、ケンタッキー州のグラスゴー生まれ、ポピュラー音 楽/イージーリスニング界で最高峰のヒット・メーカーとして有名でした。1954年、 自身の楽団を結成、シングル「愛のメロディー」…

第13回 代表曲を聞いてみよう!(その7)

~「ひき潮」~ フランク・チャックスフィールド オーケストラ フランク・チャックスフィールドはイギリスで生まれました。チャールズ・チャップ リン主演の映画「ライムライト」の主題曲やロバート・マクスウエル作曲の「ひき潮」 を独自のアレンジで大ヒッ…

第12回 代表曲を聞いてみよう!(その6)

~「シャルメーヌ」~マントヴァーニオーケストラ マントヴァーニはイタリアのヴェネツィア生まれで、父親はヴァイオリニスト。 4歳の時家族そろってロンドンに移住。1940年から40年にわたって述べ767曲も録音し ました。 彼の大きな特徴はカスケーディング…

第11回 代表曲を聞いてみよう!(その5)

~「夏の日の恋」~ パーシー・フェイスオーケストラ パーシー・フェイスオーケストラはカナダ・トロント生まれでアメリカ合衆国出身。 イージーリスニングやムード音楽を語る上で欠かせない偉大なるアーティストです。 彼の残した名演奏の数々は30年以上…

第10回 代表曲を聞いてみよう!(その4)

~「愛をもう一度」~ カラベリ・グランド・オーケストラ (旧 カラベリときらめくストリングス) フランク・プゥルセル、ポールモーリア、レイモン・ルフェーヴルらと肩を並べる フランスを代表するイージーリスニング・オーケストラ。1977年「カラベリ…

第9回 代表曲を聞いてみよう!(その3)

~「シバの女王」~ レイモン・ルフェーヴル グランドオーケストラ 調べてみますと、シバの女王とは旧約聖書に登場する砂漠の国シバ王国の支配者で、 名称はエチオピアではマーキア、イエメンではビルキスと呼称されています。 旧約聖書では『列王記上』から…

第8回 代表曲を聞いてみよう!(その2)

~「アドロ」~フランク・プゥルセル グランドオーケストラ フランク・プゥルセルの代表曲「アドロ」はスペイン語で「熱愛」という意味だそう です。この曲はメキシコのアルマンド・マンサローネが作詞・作曲したラテンの名曲で す。 この曲は1967年にオ…

第7回 代表曲を聞いてみよう!(その1)

~「恋はみずいろ」~ポール・モーリア グランドオーケストラ ~ イージーリスニングオーケストラの代表格とも言えるのは、ポール・モーリア グラ ンドオーケストラです。そしてその代表曲と言えば「恋はみずいろ」と言えるでしょ う。 この曲はもともとピエ…

第6回 イージーリスニングの放送番組は今?(その3)

~ 「 JET STREAM ジェットストリーム 」 ~ イージーリスニング番組の代表格とも言える「ジェットストリーム」は、FM東京をキー ステーションとして放送された長寿番組です。 この番組は1967年の放送開始からなんと50数年にもわたって日曜日を除く深夜12時…

第5回 イージーリスニングの放送番組は今?(その2)

~ 「夢のハーモニー」 と 「ラジオ深夜便」 ~ 「夢のハーモニー」は1965年~1984年までNHKラジオ第一放送で深夜11時~12 時のニュースを挟んで放送されていた番組です。お休み前のひと時という感じで、ゆっ たりとしたオーケストラによるイージーリス…

第4回 イージーリスニングの放送番組は今?(その1)

~ キューピー・バックグラウンドミュージック ~ ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、この番組は1964年~1990年にわたって 26年間も続いた毎週日曜日の朝10時~11時に放送されたAMのラジオ番組です。 今では珍しいインストゥルメンタルを中心とした番…

第3回 イージーリスニングとの出会いは? 

そもそも、イージーリスニングとの出会いはいつだったのだろうか? 振り返ってみると、高校受験のため深夜まで勉強をしていたころ、NHKラジオ第一放 送で、毎日夜11~12時頃に「夢のハーモニー」という軽音楽の番組を放送していまし た。 そこで聞いたミュー…

第2回 イージーリスニングって何? (その2)

イージーリスニングについて調べてみると、「1950年代から1970年代にかけて最も 人気があったポピュラー音楽のジャンル」とあります。 もっと平たく言えば「ストリングスやキーボードなどによるソフトな音色によって奏 でられる、親しみやすいメロディーを持…

第1回 イージーリスニングって何? (その1)

昔、職場の同僚から「趣味は何?」と聞かれたとき、「イージーリスニングの音楽を 聞くこと」と答えると「え?森を流れる小川の音とか小鳥のさえずる音とか?」 と言われたことがあります。確かに今では一層マイナーなジャンルとなっていて、知ら ない人から…